
SNSを乗っ取られたぼくは、何とかアカウント復旧することができました。
しかし、本当にたいへんなのはそれからの後始末でした。
↓前回までのお話はこちら↓
アカウントの復旧で、何とか平常心を取り戻すことができました。
今はとにかくやるべきことを進めなくてはいけません。
≪A,目に見える被害≫
まずは見てすぐわかる被害に対応していきました。
・見知らぬ友だちの追加
・見知らぬグループへの参加
・見知らぬ友だちからのメッセージ
・見知らぬグループへのコメント
・見知らぬグループへのいいね
乗っ取り中に、見知らぬ友だちが増えて、知らないグループに参加していました。
見知らぬ友だちからはメッセージが届いていて、見知らぬグループでは勝手にコメントやいいねのやり取りをしています。
ぼくはアクティビティを確認して、ひとつひとつ削除していきました。
ご迷惑をかけてしまった方々に謝罪のメールを送るべきではないかと考えましたが、なりすましのようなアカウントもあってぼくには見分けがつきませんでした。
ご迷惑をかけておきながら謝罪もせず、本当に失礼なことをしてしまいました。
≪B,目に見えない被害≫
このまま子どものいたずらのような乗っ取りで済めばいいのですが、残念ながらそうはいきません。
設定をチェックしていくと、大きく分けて三つの異常が見つかりました。
「目に見えない被害」
「理解できないもの」
「なんとなく違和感があるもの」
まずは「目に見えない被害」です。
・新メールアドレス登録
・新Instagramアカウント開設
ぼくのFacebookに、知らない新しいメールアドレスが紐づけられていました。
またFacebookをつかって、新しいInstagramが開設されていることに気づきました。
まだ何かに使われているようではないので、急いで削除しました。
≪C,なんとなく違和感があるもの≫
設定をチェックしていると、二ヶ所何となく違和感を覚える場所がありました。
・Metaアカウント
・ページ管理者
一つ目の違和感はMetaアカウントです。
Facebookのアカウントセンターに「Meta」というアカウントがありました。
こんなアカウントをつくった記憶はないのですが、初期設定で最初から入っているものなのかなとも思いました。
ですが少しでも怪しいものは徹底的に削除しようの精神のもと、Metaアカウントは削除しました。
二つ目の違和感はページ管理者です。
Facebookのページ管理者が「二人」になっていました。
そしてその管理者は、二人ともぼくの名前でした。
怪しいと感じたので削除したいのですが、なぜか消すことができません。
「そもそもこういう設定なのかな?」
何となくすっきりしないですが、管理者問題はとりあえず保留することにしました。
≪D,理解できないもの≫
最後に、初見ではとうてい理解できないものを見つけました。
・英語でのクリスマス投稿
・Facebookページが検索上に出てこない
Facebookページのアクティビティを確認していると、大量のクリスマス投稿があることに気づきました。
でも不思議なことに、この投稿はぼくのタイムライン上にありません。
アクティビティには確かに投稿した記録が残っているのに、どこにも存在しないのです。
いったいこの投稿はどこに消えてしまったのでしょうか……
さらにFacebookページが検索しても出てこなくなっていることに気づきました。
これはいったいどういうことなのでしょうか……
原因をさぐるために、一見関係ないと思える設定も順番にチェックしていきました。
もうすべてのページを読み込むことにしました。
そのときに見つけたのが「国別制限」でした。
うちのFacebookページの公開設定が「アメリカ」になっていて、日本が非公開になっていました。
だから投稿を見つけることができなかったし、検索画面にも上がってこなかったのです。
「……やった!終わったぞ!」
「国別制限」を見つけたときは、さすがに達成感がありました。
まるで物語のような展開だと思いました。
でも――
まだ終わりではありませんでした。
≪C≫で見逃したもう一人の管理者が目覚めたのです。
ぼくが「国別制限」に対応すると、すぐにもう一人の管理者が牙をむきました。
いきなりFacebookの広告マネージャーを経由して12万円も出稿されたのです。
とうとうお金が動いてしまった!
だけどその原因のもう一人の管理者に手出しできない。
個人ではもう、どうしようもないんじゃないか。。
――ぼくはお巡りさんを呼びました。
結論として12万円は、カード会社が止めてくれて未遂になりました。
でもパスワードは変更し、Facebookからカード情報を削除することになりました。
クレジットカードも再発行することになりました。
その流れの中で、「Facebook広告」のアカウントにも管理者が勝手に追加されいることに気づき、削除しました。
このときのぼくは、たいへんなことになったと思う反面、正直ホッとしていました。
この件についてはじめて、面と向かって人に打ち明けることができたからです。
お金が動いたことでやっとお巡りさんに相談することができました。
詳しいことは書けませんが、サイバー課の人と話せたのはよい経験になりました。
さて、じつはこの話、まだ完結したわけではありません。
結局Meta社と連絡を取らなくてはならず、ぼくは今も返らないメールを送り続けています。
以上です。
『SNS乗っ取り被害体験記③お巡りさんがやってきた!』
でした。
注) ②でも書きましたが、復旧中はとにかく「微妙にずれている情報」に苦しめられました。
だからこのブログではあえて、具体的な手順については省略しようと考えています。
ご了承ください。
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