
「どうだった?」って聞いても返事がない。
最近、子どもがあまり話してくれない——。
こういうとき、親としてはちょっと不安になりますよね。
「学校で何かあったのかな」
「思春期だし、仕方ないのかな」
「でも前はもっと話してくれたのに…」
トレッペでも、保護者の方からよくいただく相談のひとつです。
でも、子どもが返事をしないときって決して悪気があるわけじゃありません。
今回は「子どもが返事をしない理由」と「親に何ができるか」について、話していきたいと思います。
【返事がないときの理由①】
「まだ頭の中がまとまっていない」
中学生になると、学校での出来事も感情も複雑です。
話したくないというより、話せる状態になっていないことが多いです。
無理に聞き出すより、一旦「落ち着いたら教えてね」と伝えおくと
ふとしたきっかけで話してくれることがあります。
【返事がないときの理由②】
「正解を探している」
「ちゃんと答えなきゃ…」
そんな気持ちが先に立って、黙ってしまう子もいます。
そんなときは、
「給食、おいしかった?」
「今日誰と帰ったの?」
など、答えやすい質問から話すといいでしょう。
【返事がないときの理由③】
「ガチでしんどいことがあったときは、なかなかいえない」
友だちや先生との関係など、悔しかったこと納得いかなかったことがあったとき、言葉にする前に心で整理したい人も多いです。(大人である皆さんも同じじゃないでしょうか)
親としてはこういうときこそ頼ってほしいですが、無理に聞き出そうとすると逆効果です。
「話さなくても味方だよ」という空気を感じてもらうことが一番です。
もし話してくれたときには、否定せず、途中でさえぎらず、最後まで聞くようにしたいですね。
「どうだった?」
と聞いて返事がないとき――
子どもの方でも
「そんなのわかんねえよ!」
「こっちが教えてほしいよ!」
というのがリアルな気持ちなのではないでしょうか。
ところでみなさん、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』というライトノベルをご存じでしょうか?
その作品の中で主人公が受験直前の妹に声をかけるシーンがあります。
妹に向けた言葉はたった一言――
「……どんな感じ?」
兄として、妹へのすべての思いがつまった「…どんな感じ?」でぼくにはかなり響きました。
おそらく、あなたの「どうだった?」もお子さんの心に届いているはず。
話してくれない時期って親としてはモヤモヤしますが、これも子どもの成長のための大切な時間です。
「今日もがんばったね」と、まずは沈黙しても大丈夫なんだと安心できる空気をつくってもらえるとうれしいです。
以上、
「どうだった?」に返事がないとき、子どもは何を考えているのか
のブログでした!
【おまけ】
勇気を出して話してくれたときは、ぜひこんな言葉をかけてあげてください。
「説明めっちゃわかりやすい」
「その話し方、すごい伝わる」
それが、「自分の言葉は届くんだ」という実感になって、
次の会話への小さな自信になっていきます。
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